高知の生産者さん

「高知の生産者訪問記」南酒造所の巻

こんにちは。三軒茶屋にある高知ダイニング「ルースター」です。

高知県安田町にある「南酒造所」を訪問させていただきました。

高知のお酒の中でも最も入手困難なお酒として、また日本酒ファンの垂涎の的としても有名な「南」の製造元です。

今回は(珍しい事ではないですが。。)アポ無し、面識無しでの訪問でした。
大丈夫か??

創業明治2年の酒蔵はとても良い雰囲気を醸し出しています。

「玉の井」は昔からの主力酒でザ・高知の酒と言う淡麗辛口でこっちも好き。
蔵からはピンと張りつめた雰囲気が感じられました。
いよいよ中へ。

「南」が鎮座してます。
シンプルで力強いラベルが格好いいですね。

近くにいたおんちゃんに色々聞いてたら、あの人に聞きやと紹介されたのが当主の南さんでした。
勉強不足でお恥ずかしい限りですが(高知ではあまり多く無い名字というのもあり。。)当主の名字が南さんとは知らんかった。。
酒蔵名だと有光、西岡等々少なくはないですが酒の名前となると余り無いような。

それだけ自信と思い入れのあるお酒なんだなと改めて思いました。

決して愛想が良いとは言えない(笑)南さんからお酒についてのお話を色々と聞かせていただきとても勉強になりました。

「東京はもちろん高知でもなかなか手に入らんがですよね?」と聞くと
「そんなことないよ」と。

ただ大きい蔵では無いので大量生産はしないししたくない、自分の目の届く範囲で納得のいく酒しか作らないとのこと。
なるほど目と鼻の先には高知の最大手「土佐鶴」があるし圧倒的な差別化を計ってるのかも知れない。
出荷先も当主が納得のする酒屋にしか卸さないとの事で高知県内でも2〜3件らしい。そりゃ地元でもなかなかお目にかかれんはずや。

お酒を何本か譲っていただき何気なく「蔵の見学とかは出来るがですか?」
と聞いてみたら「見学は個人も団体もやってない」と即答。
まあそうだろうねぇ。そんな感じの蔵では無いし、飛び込みで来たどこの馬の骨かもわからんやつやし。

支払いを済ませ色々お話を聞かせていただいたお礼を言って「また帰って来た時に寄らせてもらいます」と帰ろうとしたら、
「在庫が無いときはしゃあないけどある時やったらいつでも出しちゃるき言うてきいや」と!
「マジですか!マジ卍」とは言わないですが「え〜ほんまですか!それはありがたいです」と。いやいや嬉しいお言葉をいただきました。

「荷物積んだらこっちへきいや」と言うので行ってみると。

蔵です。
急遽南さん自ら蔵を案内してくれることに。なんで??

しかも懇切丁寧に順序立てて説明していただきました。

発酵の進み具合いも何種類も見せてもらいました。
進み具合いによってプチプチいう音の種類が違ってきます。

工程を一通り丁寧に説明してもらい(従業員の皆様お邪魔してすいません)
その後はこれ。

「飲めるやろ?味見しい」とタンクから直で生酒を。
荒々しさはあるものの芳醇な香りとフレッシュ感がありそりゃ美味い。
ただ味見と言うわりに一合蛇の目ぐい呑み(利き酒に使う青い二重丸のやつね)に
まけまけいっぱい入っちゅうやないですか笑

「次はこっち」とラベルの無い一升瓶からこれまたまけまけで。
これはまろやかで更に美味い!
「こっちは品評会用の非売品のやつ」
そら美味いはずや笑

昼飯前の空きっ腹ではありましたがせっかくまけまけ入れていただいたのでどちらも残さずいただきました。貴重なお酒をごちそうさまでした。

改めて写真を見るとこのぐい呑みは「南」のぐい呑みじゃないですか。
これ欲しいなぁ。

後日こっちに戻って来て南酒造のことを色々と調べて勉強しましたが
知らぬが仏と言いますかなかなかの難攻不落な敷居の高い酒蔵だったようです。

南当主をはじめお仕事中にお邪魔させていただいた従業員の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました!

また帰った時に遊びに行かせていただきます。