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14th Anniversary

お陰様で4月21日に三軒茶屋で14周年を迎えることが出来ました。

日頃のご愛顧に感謝致します。ありがとうございます!

今後ともより一層のご愛顧よろしくお願いします。

元旦〜あかうし詣

初雪も降り、暖冬だった今年の冬もやっと冬らしくなって来ましたね。

正月気分もすっかり抜けた頃ですがまだ元旦のお話です。

元旦ということで初日の出を拝みに行きました。

まだ地元に居た頃は夜明けからお正月仕様の車やバイクでうるさかったもの
でしたが、すっかりそういう人達も減ってしまったようで寂しい感じです。

初日の出拝見の名所のひとつ室戸スカイラインに。

水平線に雲がかかってるもののなんとか見れそうです。

 

 

 

 

出て来ました。

 

 

 

 

 

 

 

わかる人にだけわかる。

 

 

なかなか見事な初日の出が拝めました。

今年は良い年になりそうだなぁと思いました。
まだこの時点ではね。

毎日こんなに美しい営みが繰り返されているのでしょうが
やはり初日の出と富士山頂からの御来光は一段と神々しい。

気持ちも新たに新年に臨めます。

さて初乗りにと海に行ってみた。

 

 

 

こりゃ今日も無理ですな。

ということで初詣の前にあかうし詣に。
山口さんのとこに新年のご挨拶。

 

生まれたばかりのあかうしを見せてもらいました。

かわいいなぁ。

 

 

ひとしきりあかうしを眺めてから帰路につきました。

たまには家でのんびりしようと車の後ろのドアを開けると
「グシャッ!」っと何かが落ちた音が。

 

カ、カメラが・・・

 

 

 

(TдT)

 

正月早々ついてない・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.17

7日目 その2

 

最後に訪問したのは「うみ路」の蜂谷君。

 

 

 

岡山から室戸に移住している蜂谷君は海洋深層水を使ってスジ青のりやトコブシを養殖しています。うちでも去年から使っているので馴染みのかたも多いですよね。

この仕組みで学生時代に学生ビジネスプランコンテストで文部科学大臣賞を受賞しているそうです。凄いですね〜。何度か見学させてもらいましたが確かに面白い方法で養殖しています。

詳しく知りたいかたはこちらをどうぞ。

四国びと

ここも最近は帰る度に邪魔しに行ってます。
いつも邪魔しに行ってるのでそのうち怒られそうです(笑)

室戸を元気にしようと奮闘している蜂谷君。
でもぼくのことが苦手なんでしょう。なかなか心を開いてくれません(笑)
本人は否定してますが(笑)

いいんですよ。ぼくあまり人に好かれるほうではないですから。
若いころから自覚しております。

また邪魔しに行くけどね!

 

さて今回の訪問は以上でおしまい。
まだ行きたかったところは多々ありましたがまたの機会のお楽しみとします。

天気も良いので帰る前に「室戸スカイライン」の頂上から。

 

 

 

300°近く(多分)海が見渡せる眺望です。
室戸岬がいかに尖ってるかがわかりますね。

ここもTHETAで撮ったのですが・・後で差し替えます。

 

 

 

日本に5カ所しかない第一等フレネル式レンズを備えた室戸岬灯台。

光達距離26.5海里は日本一です。

 

 

マニアにはそこそこ有名な廃墟レストラン。
「スカイレスト ニュー室戸」です。ニューって付いてるけどもちろん旧は無かったと思います。

自分で写真撮ると変なモノが写りそうなので写真は拝借。

ハウルの動く城(観てないが)を思わせる当時としては斬新なデザイン。
いや、当時だからこその70’sデザインなのかもしれない。

 

 

見る方向によって表情を変える不思議な建物。

こんな写真まで(笑)

 

 

ぼくが幼少の頃出来たのですが確か数年で閉鎖。一度も行くことは無かったですが
今思えば一度くらい行ってみたかったなぁ。
当時はスカイラインが有料で700円ぐらい取られてたので利用者は少なかったでしょう。自転車でも50円だか100円だか取られてましたね。
料金所の先に階段で登れる入り口があったのでどうしても登りたい時はそこから入ってたような気がします(笑)

建設費を回収したいがために高い料金設定をして利用者が増えず、当時有人の料金所だったので人件費すらまかなえず料金所自体が数年で閉鎖して無料化するという
典型的なダメなパターンのお国仕事ですね。

今ここを再建したら面白いのだろうけど、築40年以上かつ過酷な自然環境下で躯体自体がやられてるだろうし難しいだろうなぁ。外観をあまり崩さず建ってるほうが不思議なくらいかもしれません。
オバケも出ちゃうだろうしね。

果敢にも内部に入ってレポートしてる人もいるのでリンクは貼りませんが気になる人はググってみてください。
ぼくは近づきません。

あまりちゃんと調べたこともないので何年にどこが母体で建てられて誰が設計者なのか、どんな料理を出してたのか調べてみたいと思います。
当時の写真もほぼ見かけたことがないし、回りで行った事があるって人もいない気がします。

全く書くつもりが無かった廃墟レストランの事をなにかに導かれたように長く書いてしまいましたが「ぼくのおとなつやすみ」はこれで終了です。

 

2ヶ月以上経過しましたが色んな人に迷惑かけつつもほぼ高知の端から端まで
巡った7日間は今でも鮮明な記憶となって残っています。
お世話になった皆様に心から感謝いたします。
ありがとうございました。またご迷惑をかけに遊びに行きますので懲りずにお相手お願いします。

 

あと今回何度か名前が出て来たなんとかダイニング。嬉しそうに話してる人もいたのであえてなにも言わなかったですがぼくにはあまり良い印象はありません。
なんとなくですが。備忘録として残しときます。

 

 

 

 

最後は崎山で炎天下の中、畑作業をしていたおばあちゃん。
道を聞いたら畑の畝をびっくりするぐらいの身軽さでひょいひょいと飛び越えて
汗だらっだらで丁寧に道を教えてくれました。
あまりにかわいいおばあちゃんだったので写真を1枚と言うと
「いや〜はずかしいっちゃ〜」と。高知の女の人はだいたいこのセリフを言ったあと満面の笑みで答えてくれます(笑)

おばあちゃん。ちゃんと水分取りよ!

 

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ」を最後まで読んでくれた希有な方ありがとう
ございました。「ぼくの○○ふゆやすみ」(未定)をお楽しみに。

 

 

 

さて今後ブログは何を書けばいいのだろう・・

 

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.16

7日目

 

引っ張りに引っ張った「ぼくのおとなつやすみ」もいよいよ最終日。
冬になる前に終わりそうで良かったです。

夕方には高知を離れますが今日も早起きしてダメもとで海チェック。

 

 

こりゃ無理だね・・

今回は地元では入れなかったけど已む無し。自然が相手ですからね。

 

 

気を取り直して今日は今回最も訪ねてみたかった所の一つ。
土佐あか牛を放牧で飼育している山口さんのところへ。

 

土佐あか牛は今高知で最も注目されている食材のひとつでは
ないでしょうか。
地元ではあるのですが時間が取れるかどうかわからなかったので
直前にアポを取ってもらいました。

 

昨夜音楽フェスで訪れた佐喜浜町からしばらく山に入って行くと
突然山が開け大草原が現れます。

こんな場所があるとは知らなかったなぁ。

 

 

山口さんです。

 

 

 

土佐あか牛は「褐毛和種」という種類の和牛で、その中でも「褐毛和種高知系」は
2000頭しかおらず、国内和牛180万頭のうち0.1%で「幻の和牛」と言われてるそうです。そのうち年間出荷量が約700頭で和牛生産量のわずか0.2%!で高知県内でも稀少で入手も困難だったりします。

「褐毛和種」は高知系と熊本系の2種があるようですね。

ここ数年の赤身肉の人気もあって旨味の強い赤身と程よい霜降りで
バランス良いあか牛の人気は跳ね上がり値段もまぁ跳ね上がってます。。

 

山口さんはその希少なあかうしをより自然に近い状態で育てたいと放牧にこだわって飼育しています。

 

 

 

 

早速牧場を見学させてもらいました。
なんか不審者が来たなと警戒気味なあか牛たちでしたが
好奇心旺盛な仔牛が興味を示してきました。

 

 

ん、、

 

 

 

近づいて来た。

 

 

 

 

 

 

近い近い。

生後数ヶ月ぐらいでしょうか。人懐っこいですね。

 

 

 

 

親牛もまつげが長くてかわいいです。

気性も穏やからしいですが優しい顔してますね。

 

 

 

この山奥の静かな環境でのんびりとストレス無く育ったらより穏やかになるのかもしれませんね。
せっかくI社のE君から貸してもらったTHETAで360°の写真を撮ったのを見せたかったのですがアップがうまく出来ないのでとりあえず静止画で。後日修正します。

ここでフェスやイベントやるのもおもしろそうだなぁとちょっと思いましたが
あか牛の迷惑になるのでやめましょう。

 

 

 

牧場の隅に何かの象徴のように建ってる木組み。

何かと思ったらあか牛の日よけの休憩所だったのですが先日の台風で屋根が吹っ飛ばされたらしいです。

厩舎も被害が出ていて修理中の忙しい中時間を取ってくれたみたいです。

すみません。。

 

 

 

山口さんには今度帰って来た時にはここでBBQをやろうと誘っていただきました。突然のアポで訪問したにも関わらず山口さんも気のえいおんちゃんでしたね。
信吾さん信吾さんと慕われてるのが良くわかりました。
まぁあまり年の変わらない僕も十二分におんちゃんですがね。

山口さんまた遊びに来ますんでよろしくお願いします!
お土産までいただきありがとうございました!

ここには書けないオフレコの話が1番おもしろかったです(笑)

佐喜浜面白いなぁ。

 

さて最後にもう一件顔出してから帰ります。

 

その2に続く

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.15

6日目 その3

さて続いては室戸を拠点に活動している3ピースインストバンド「PISTOL JAZZ」の瀬戸君のところへ。
なかなか濃いメンツが続きます。

 

pistol

 

瀬戸君率いる「PISTOL JAZZ」は地元の幼なじみ3人で結成し、地元を中心にライブ活動しネット配信等によりポルトガル、ベルギー、ブラジル等海外のラジオ局に紹介され評価されてます。

独自のやり方が興味深く彼も無類のバイク好きと言う事もあり、今回是非会って話したかったのです。

上の写真は四国八十八カ所最御崎寺の本堂で行われたなんとも罰当たりなライブです(笑)このライブは見たかったなぁ。

 

瀬戸君です。

瀬戸君は漫画「美味しんぼ」の高知編で海原雄山に地元料理の説明をする役でも
登場しています。

 


 

音楽の事からはじまりバイクの事、地元の事と話は尽きず、直接は初めて会ったのですが地元に帰って来て旧知の友と久しぶりに話してる錯覚に。

本当は一杯やりながらじっくり話したかったのですが、今日はこのあと瀬戸君の地元佐喜浜町で音楽フェスがあり出演するため手短に。

一時帰宅後、お誘いいただいたので小さな町の小さな音楽フェスを見に行く事に。

 

 

会場は佐喜浜幼稚園跡地。

 

 

 

 

なんとも風情のある建物。
近くに友達の家があるのだけどここに来るのは初めて。

 

 

 

老若男女が集い独特の雰囲気を醸し出しています。

 

 

 

 

教室をステージに。

 

 

 

坂口恭平とか七尾旅人あたり呼んでやったらハマりそうだなぁ。

 

 

 

 

 

お手伝いのおばちゃん達。もといお姉様方。いい笑顔。

 

 

 

 

インドネシアからの短期留学生。

何故か東京にいる時より英語を話す機会が多い(笑)

 

 

子供達も楽しそう。

 

留学生と卓球で戯れる漁師のじいさま。

 

正直なんの期待もせず今年はお祭りにも行ってないのでそんな雰囲気がちょっと味わえればなぁぐらいで来たのだけどなんだここは。
昔見た岩井俊二だか誰かの映画のワンシーンに紛れ込んだような気持ちにさせられる。ほんと良いフェスでした。

主催の民宿徳増の徳増君にも挨拶しようと思ったのだけど既にデロンデロンの状態だったので(笑)それはまた今度に。多分がんばった分飲み過ぎちゃったんだろうなぁ。

すぐ前にはいい感じにヤレた神社とちいさな港。
ミュージシャンを目指し挫折するコテコテの青春ものでもいいし、「共喰い」みたいなドロドロのでもいいだろうけどここで一本映画撮れるね。
誰かやらないかな。

瀬戸君を中心に若者が集まって音楽で地元を盛り上げようという動きがあり、
室戸の老舗のバー「進出」でも「進出JAM」という定期イベントを開催しにわかに
室戸の音楽シーンも盛上がって来てる感じです。今後が楽しみだなぁ。

次の帰省では瀬戸君と若者達と飲もうと約束をしときました。

瀬戸君ありがとうございました! いい時間が過ごせました。
そしてこのタイミングでPISTOL JAZZがインディーズレーベル「ウルトラヴァイブ」からのオファーによりCDが全国発売される事になりました!

 

自主制作で発売っていうのじゃないとこがいいね。

若者にも良い刺激になったでしょうね。

みんな買ってね!

さて残り半日です。

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.14

6日目 その2

 

続いては土佐備長炭窯元「炭玄」さんにお邪魔しました。

 

 

 

 

ここには最近帰省する度にお邪魔と言うより単に邪魔しに来てます。

最初はSNSで室戸で勇ましい若者達がなんか面白そうな事やってるなぁと知り、
直接アポを取って是非窯を見学させてもらいたいとお願いしたのですが、全く面識の無かった僕をとても気持ちよく迎え入れてくれたのでした。

 

 

 

代表の黒岩君です。

 

 

 

ここ室戸市吉良川町は昔から備長炭の一大生産地として名を馳せてましたが
炭の需要の減少や中国産の台頭により窯も相当数減少してしまいました。
残ってる生産者も高齢化し消滅を待つばかりだったようです。

また高知県全般に言えることですが(と言うより全国地方全般かもしれませんが)
地元に居たくても仕事が無いという問題を抱えています。

特に高知出身者は高知が大好きな人が多いのですが、ほとんどの人から「帰っても仕事がないきねぇ」という言葉が出て来ます。

黒岩君は仕事が無いなら自分で作ろうと模索してる際、中国産の炭の輸出入に規制がかかった事を知り、国産の炭の需要が増えてくるだろうと一念発起し今まで全く縁の無かった炭窯に飛び込みで弟子入りしたそうです。

見るからにわかりますが(笑)体力には相当の自信のあった黒岩君も想像以上の
過酷さに当初はかなりしんどい思いをしたそうです。

当時は「なんで今更炭焼きや?」と言われたらしいですが、先見の明があったのでしょう国内産の需要は増え修行後独立した黒岩君のところには県内外から複数の弟子が入り独立をし、窯の数も増えて来ています。

うちの店の近所で働いていたという人もいてびっくりしました。

昨日訪問した近藤君も炭玄から巣立ちました。

 

 

炭を使った新しい商品の開発にも余念が無く、地域イベントにも積極的に参加して
炭作りだけでなく雇用を増やし地域の活性化にも尽力する黒岩君は室戸だけではなく高知県内でもなかなかの有名人となっています。

 

 

 

 

 

こちらは先日発売された備長炭入り塩です。
炭はデトックス効果があると言われてますので身体に良さそうです。
白い皿に散らして飾り塩として使うのも面白そうですね。

 

 

 

 

 

 

この窯で原料であるウバメガシを炭化させます。

 

 

 

 

 

火の炊き方で出来映えが違ってくるので経験がモノを言う職人仕事ですね。

 

 

 

 

 

窯の上部は亀の甲羅のようなドーム型になっており、この形状で熱の対流が変わってくるので窯作りも経験値がモノを言う重要な仕事ですね。
豪快かつ繊細な作業です。

 

 

 

 

上2枚の写真は今年の正月に初窯出しを体験させてもらった時のですが、冬でももの凄い熱量なので真夏は相当しんどいでしょうね。

 

室戸は備長炭の原料であるウバメガシが群生している地域ではありますが
当然限りある資源ですので炭玄は循環型を目指し植林等次世代にも繋げる
活動や間伐材を利用した商品にも着手しています。

山は手を入れないと死んでしまいますからね。

今後も炭玄の活躍には目が離せませんね。

 

備長炭は紀州、土佐、日向と3大有名産地がありますが
この数日後土佐備長炭が51年ぶりに生産量日本一に返り咲いたという
嬉しいニュースが飛び込んで来ました!

炭玄を筆頭に高知の炭窯には今後もがんばって欲しいですね。

安い炭と違って上質な備長炭で焼くと香りが違いますね。
是非「高知の日」でお試しください。

 

黒岩君また邪魔しに行きます。
次は杯を交わしながらゆっくり話したいですね。

 

その3に続く