6日目 その1
そろそろ肌寒くなって来ましたがもうちょっと「おとなつやすみ」です。
ずっと運転してた疲れがどっと出たのか自宅に戻って安心したのか昨夜は
帰って来るなり泥のようにと言うより泥となって寝ました。
とはいえ今日も6時起床で無理だろうなと予想しつつ波チェックに。
凄いことになってます。
ただ形は奇麗に入って来てるので遠目で見る分には素晴らしい波に
見えるのですが、こんなのに入ったら間違いなく死にます。。。
もちろんローカルも誰一人入ってませんね。
台風が直接来てる時はぐちゃぐちゃで波もこんなもんじゃないのですが
うねりだけ入って来てるので天気もいいし風も無いし奇麗で見飽きないですね。
しばらく見入ってましたがまだ朝7時。早朝に来れば作ってるとこが見れますよと言われていた創業77年老舗の「山本かまぼこ店」にお邪魔する事にしました。
地元では大人気ですが誰もかまぼこ店とは言いません。
大体山本のてんぷら屋って呼ばれてますね。
高知ではさつま揚げ的なものも「てんぷら」と言います。
海老とかイカのももちろん「天ぷら」です。
「高知の日」でも紹介してますが「かまぼこトーフ」人気ですね。
子供の頃から食べ慣れてるというのはもちろんあると承知してるのですが
高知県内外含め色々食べた中でやっぱり室戸の練り物がダントツ好きですね。
若干甘めに出来てるのですが、これはまだ室戸がマグロ漁が盛んなころマグロ漁船に積み込んで持って行く際に、当時は糖分を取れるものも少なかったので甘めが好まれた為とのこと。
いつも元気な3代目山本夫妻です。
ここは素材にこだわってるのはもちろんの事、いまでも手作りにこだわって熟練の職人さんが早朝からかまぼこを作ってます。
職人歴50年だか60年だか忘れたっていう職人さん。
佇まいが違いますね。
玉子入り大丸かまぼこ。
中にゆで玉子が2個入ってます。
これ地方の美味いものランキングみたいなテレビで1位になってましたね。
農林水産大臣賞も貰っている先代がかまぼこを作るというのでかぶりつきで見学。
まるでマシーンのようなスピーディーかつ正確な見事なコテ裁きに惚れ惚れしながら見入ってしまい「いや〜おもしろいですね〜」と言うと
「おもしろいやろ?けんどやりゆうほうがもっとおもしろいで!
ほんでようやめん。」と。
朝っぱらから深い強烈なお言葉をいただきました。
そんな職人気質満載の先代はモノクロのほうがしっくり来る気がします。
おんちゃん、なかなか渋う撮れちゅうやろ?
揚げたての熱々てんぷらをごちそうになりました。
これ食べたことある人はわかると思うけどたまりません。
息子さんの粘土細工。
飾ってあった絵も上手でした。
手先の器用なDNAはちゃんと受け継がれてるようです。
せっかくこんなに良いネタがあるので今年の冬は本気のおでんをやろうかな。
朝早くからお邪魔しました。久しぶりの揚げたててんぷら美味かったです。
近所なのでまた来ます。
その2に続きます。