月別アーカイブ: 2015年9月

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.11

5日目 その1

 

シルバーウィークも終わりなつやすみどころかあきやすみも終わってしまいましたが「ぼくのおとなつやすみ。」はまだまだ続きます。

 

今日も朝5時起床。毎日早起きである。

朝イチで波乗りにと思ってはいたのですがやはりゲストのM君の意見も
尊重しないとなという事で、意見を聞いてみたところ、明るい時の足摺岬に
行きたいとのこと。

確かに昨日は薄暗くてあまりちゃんと見れなかったのでまずは足摺岬に。

 

 

 

 

 

今日も良い天気です。

 

 

さてここで温存してきた高知の名士シリーズ「ジョン万次郎」こと「中浜万次郎」です。
万次郎も龍馬伝ではうちを贔屓にしてくれてるあの人がやってましたね。

正直万次郎も高知ではそう多くを語られる事が少ないように感じますが、
これが調べ出すとおもしろいおもしろい。

貧しい漁師町に生まれ、家を出て宇佐(先日訪れたとこですね)の漁師になり
遭難し、鳥島に漂着してるところをアメリカの捕鯨船に助けられハワイに。
そこから船長に気にいられ日本人で初めてアメリカ本土に上陸し学問を学び、
世界中を航海した後に日本に戻り、通訳として活躍、しかしスパイ容疑もかけられとざっとこんな感じですが、調べれば調べるほど興味深い。
昨日中浜の生家近くにジョン万次郎で大河をという看板を見かけましたが
充分おもしろい大河ドラマが撮れると思うのですが、多分やらないだろうなあ。。

ジョン万次郎博物館にも行きたかったなあ。

 

 

 

昨今坂本龍馬がグラバーと深く関わっていたことと絡めてグラバーの手先で
フリーメイソンの一員として日本の改革に関わったとかという話もみかけますね。

確かに一介の田舎浪人である龍馬が日本中を闊歩し、多くの手紙を残しって
考えると無い話でもないかなと思ったり。

万次郎も救助された捕鯨船の胴元がフリーメイソンで万次郎もまたその一員である
みたいな記事もあったので今回非常に楽しみにしていたのです。

 

そしてその左手には、

 

 

 

 

 

 

 

 

ありましたね〜定規とコンパス。

航海術に長けていたので持たしたのでしょうが、そこにこじつけてるとはいえ
色んな方向から調べてみると更におもしろいですね。

信じるか信じないかは。。。。。

ジョン万次郎おもしろいですから関連本是非読んでみてください。

万次郎と一緒に遭難し、ハワイに残ったまま帰国を拒否した2人の事も
すごく気になってるので今度調べたいです。

 

 

で、再び灯台の見える突端に。

 

 

 

 

昨日より確実にうねりが大きくなりもの凄いサイズの波が押し寄せ轟音が鳴り響いてます。高知の台風の音ですね。懐かしい。

写真ではサイズ感がわかり辛いですが、灯台の高さが18m、断崖の高さが80mですので如何に大きな波かがわかるかと思います。

 

早朝の足摺岬を一通り見学したのでいよいよ大岐の浜へ。
ちょっと厳しい状況になってるかと。クローズの可能性も大です。

 

 

 

 
辛うじてクローズにはなってないですが頭オーバーの強烈なのが入って来てます。チューブも巻いてますね〜。

こんなにいい天気のこの時間に入ってるのがローカル2人って時点でやってる人は想像がつくと思います。

とはいえせっかく来たので入ります。波数が少なめとはいえかなりゲットハード。
相方は途中で諦めました。
ちょっと危険ですからそれも大事な判断ですね。

 

 

 

上の黒い点が私です。
目の前にデカいの来てます。

 

 

波乗りしてるとこの写真撮ったこと無いでしょう?と今回望遠レンズまで
用意してはりきってたM君。

 

 

 

 

 

 

これ波乗り終わってますから・・・

 

 

 

 

これはもう岸に上がって来てるとこですから・・

ということで良い写真は無かったです・・

波乗りしない人なのでしょうがないです。

 

3本乗ったとこで既にかなり疲労してましたがあと1〜2本と思ってたとこで
サメが出たと言うことで急遽クローズに。
千葉とか湘南に出たというニュースは聞いてましたがこっちまで出るとはね。

潔くやめて次の目的地の仁淀川リベンジに。
今日の夕方にはM君が帰京するので飛行機の時間も気にしつつ。

 

その2に続きます。

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.10

4日目 その4

続いてはジョン万次郎のお膝元土佐清水市中浜にある宗田節の老舗
新谷商店」にお邪魔しました。

 

 

 

ここは初代が大正10年に創業、昭和23年から宗田節製造を始めている老舗中の老舗ですね。

4代目の新谷さんに案内してもらいました。
新谷と書いてシンタニではなくニイヤと読みます。

 

 

 

見るからに職人気質溢れる新谷さんです。

年期の入った工房の中を案内してもらいました。

 

 

 

 

 

いや〜良いですね。
一朝一夕にはこの味は出せませんね。しびれますね。
ここは打って変わって手作業がメインの工房です。

僕の趣味のひとつのクラシックスクーターも錆びてボロボロのやつをそのままで
乗っています。
この味は年月が経たないと出ないという言い訳をして外装のレストアはしない派
なのです。ピカピカにするのはいつでも出来る!って言ってますけど実は。
(面倒だし、お金かかるしね)

 

 

ちょうど宗田節に使うメヂカが入荷してました。
高知ではソウダガツオのことをメヂカと言います。
これ全部捌くのはなかなかの手間ですね〜

 

 

 

 

この時期のメヂカは新子(シンコ)と呼ばれ高知でも特に須崎の辺りでは珍重されています。8月の末あたりにシンコ祭りってのもやるみたいです。

 

 

実は山岡さんと新谷さん、ジョン万の田中さんは同級生だそうです。

同級生それぞれが地元の名産の宗田節を使って切磋琢磨してるなんて
良い関係ですね。

 

 

 

 

 

 

先代の新谷さんのお父さんも来てくれました。

工房の説明会をしてくれました。

 

これが薫製室です。

 

 

 

捌いたメヂカを網に並べ3階建て構造になってる巨大な薫製室に入れてじっくり燻すと美味しい宗田節が完成です。

昔は室戸にも鰹節を作ってるところがあったのですがもう全部無くなってます。

レンガ造りのいい建物だったんですけどね。

この辺りも随分減ってしまったらしいです。

残念ですね。

そんな中でも新谷商店は度々メディアにも取り上げられ知名度もどんどん上がって来てるようです。

 

 

 

こちらが主力商品です。

手前の黄色いラベルの卵かけご飯専用極上宗田節はコストが合わないぐらい手をかけて薄削りにしてるようです。

これは「高知の日」に使いたいですね。

土佐ジロー玉子やゆずたまにかけて宗田節だし醤油で。
間違いなく美味しいですね。

鋭い人は気付いたかもしれませんが今日行ったとこの商品のパッケージは
同じデザイナーさんが手がけてるとのことです。
シンプルで良いパッケージです。
同じ地域で統一感のとれたパッケージデザインにするっていうのは
いいことですね。

 

山岡さんが絶賛していた「たこの薫製」は時期じゃなかったので試せませんでしたが、カツオの生節と鯛カマの薫製は試食させていただきました。

薪にうまめがし等上質な木を使っているだけあって良い香りがついてました。

ごちそうさまでした!

 

 

 

 

 

お母さんもいらっしゃったので記念写真です。

お母さんは宗田節を使ったレシピを担当しています。

素朴かつ洗練されたレシピを作ってらっしゃるので間違いなくお料理上手な
お母さんだと思います。

 

夕暮れどきにお邪魔したにもかかわらず丁寧にもてなしていただいてありがとうございました!

 

 

元々波乗りをやっていたけどここ何年かやってないという新谷さん。
今度来た時は山岡さんと一緒に入りましょうね。

またお会いするのを楽しみにしています。
(新谷さんとはこの一週間後に東京でお会いすることになりましたが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車までの帰りに新谷商店のすぐ裏手にあるジョン万次郎の生家も見て来ました。
夕方でもう閉まっていたし、新しく作ったやつだからあまり雰囲気はない感じです。

貧しい漁村で育った万次郎は姓など無かったのですがその後の活躍により
姓が与えられ中浜生まれの万次郎になったのでした。

 

 

 

 

ネコも歓迎してくれたようです。
いやこの目つきは不審者扱いか。。

 

ここで山岡さんとはお別れです。

夜は一緒に酒を酌み交わしたかったのですが、この後夜遅くまで残業があるとの
ことでまた次回のお楽しみにしました。
そんな状況なのに中抜けして案内してもらってすいません・・
ありがとうございました!

今度は波乗りメインで遊びに来ます。

 

 

 

まだ宿も決めてないし、若干明るいので足摺岬まで行ってみました。

 

 

 

 


 

中浜万次郎いましたね。

 

 

 

 

足摺岬の灯台です。

明るいうちに来たかったのですが、火の灯った灯台を見る事もそうそうないでしょうからこれはこれでよしとしましょう。

 

 

安宿も見つかったので土佐清水港のそばにある地元民から愛されてるであろう居酒屋で晩ご飯です。

移動が多かったので昼ご飯も食べてなかったのでした。

 

 

港のそばだけあって魚も美味しかったです。

安くて美味しい店でした。

 

 

この後もかなりおもしろいことがあったのですが表沙汰に出来る話では
ないので割愛。

今日も長い1日が無事終わりました。

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.9

4日目 その3

 

予定より遅れましたが土佐清水市にある「土佐清水元気プロジェクト」さんに
到着しました。

 

 

 

 

案内してくれるのは山岡さんです。

催事で知り合い、お店にも遊びに来てくれました。

 

 

 

 

サーファーである山岡さん。
「お久しぶりです〜」に間髪入れず「今、波いいですよ!先に入りますか!」と
誘惑してくる(笑)

 

 

気持ちが揺らぎながらもちゃんと工場見学のアポも取って用意もしてくれてるので
先に工場見学をさせてもらいました。
ここでは作業場にも入らせてもらうので完全防備します。
この人もテンション上がってます。
ランニングで入らせる訳にはいかないですからね。

 

 

 

 

初めてのエアシャワーにも興奮気味。

結構な風力なんですね〜

 

 

ここはかなり大規模な工場ですね。
最新鋭のマシンも色々入ってます。

エリアごとに都度消毒をして別のエリアに進みます。

衛生管理も徹底してますね。

 

 

 

 

人参のドレッシンングの下準備中です。

邪魔しないようにね。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは小夏のジュレです。

柑橘系だけでなく別のエリアでは魚の加工品も作ってます。

 

 

 

 

 

 

 

こちらが今大人気で売れ行きを伸ばしてる「宗田だしにんじんドレッシンング」です。小夏バージョンもあり以前サンプルでいただいたのですがどちらも良く出来てます。「高知の日」で販売するのもいいですね。
ドレッシンングは自分で作るのであまり加工品を使う機会はないですがここのを含め、高知の加工品は無添加の物を作ってるところがすごく増えて来てます。
とてもいい傾向ですね。

 

土佐清水元気プロジェクトさんのものは「足摺パイン」「小夏のリキュール」等の
お酒はご用意してますので是非試してみてください。

 

いつか一緒に企画して加工品も作ってみたいですね〜。

 

工場見学らしい工場見学でした。
お忙しい中お邪魔しました!

 

 

 

山岡さんから他にも是非紹介したいところがあると言うので次の目的地へ。

 

 

向かおうとしたのですが、、、

とりあえず海を見に行きましょう!と元気プロジェクトから5分ぐらいにある
高知県西部では有数のサーフスポット「大岐の浜」により道。

 

 

 

 

 

 

ひゃ〜〜〜〜っ!!

 

 

 

ここ大岐の浜は高知県内でもトップクラスにキレイな浜です。

海は県内大体どこもきれいですが室戸のほうと比べると色が淡い感じがします。
砂浜と岩場の差でしょうかね。

 

 

まずは浜に降りて行きました。

 

 

 

 

 

 

 

駐車場からいい感じの小道を抜けると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや〜きれいですね〜
夕方5時前でこれです。

 

しかも台風スウェルに反応してムネ〜カタセット頭ぐらいのが来てるじゃあ〜りませんか!

売れ行きが好調なのは良いのですが、このところ残業続きで全く入れて無いと言う
山岡さんと2人よだれを垂らしながらしばらく眺めてました。。。

 

 

 

 

 

 

 

波乗りやってる人にはわかると思いますが、これは蛇の生殺しですね〜。
明日の朝イチに楽しみは取っておきます。

2人ともため息にも似たような吐息を吐きながら次の訪問先

(株)ウェルカム ジョン万 カンパニー」の田中慎太郎さんのところへ。

 

土佐清水と言えば、ジョン万次郎こと中浜万次郎ですねぇ。
高知の名士シリーズは後ほど。

万次郎のように世界を又にかけた企業にと 名付けたそうです。

代表の田中さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

高知県民なら知ってる人も多いと思いますが代表的な商品がこれです。

 

 

 

 

 

宗田節が入ってる瓶に普通の醤油を入れておくと、あら!不思議、だし醤油が出来ちゃうんですねぇ。

これ何年か前にお土産かなんかでもらったんですが「その手があったか!」と
かなり衝撃を受けました。

土佐清水の古くからの名産品である宗田節を使った正にアイデア商品!

その後に類似品が多数出て来たようですが、そこは一日の長がある分
他の追随を許してないようです。
単に節を入れてるだけではないのですよ。ちゃんと工夫があります。

もらって嬉しいお土産で高知県で1位、全国でも2位になってるんだと
思います。(確か高知新聞に出てたような)

 

 

 

 

 

 

 

やっと新しい工房が出来たんですよ!と嬉しそうに言っていたのが印象的だった、優しい笑顔の田中さん(田中君と言ったほうがしっくり来る感じです。)お茶をごちそうになっただけでなくお土産までいただいてありがとうございました!

お土産にも入ってた「宗田節おかき」これ相当美味いです。

今日はもう一軒訪ねます。

 

 

その4に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.8

4日目 その2

 

ロカヴォを離れ、次の目的地高知の最西端土佐清水市に向かう前に同じく梼原町にある雲の上ガーデン代表の町会議員の下元さんのところへ。

 

町を挙げて取り組んでいるキジの飼育を是非紹介したいと言われてたのです。

梼原町は雲の上の町と称して行政も含め色々な取り組みをしています。

雲の上ホテルや雲の上レストラン等様々な雲の上シリーズがありますね。

移住者誘致にも積極的に取り組んでますので田舎暮らしに憧れてる方
どうでしょう。

坂本龍馬脱藩の道というのもこの辺りのウリのひとつです。
この辺りの山道を越えて龍馬が脱藩したそうです。

隈研吾の建築もそうですが他にも見たかったとこがあったのですが今回は
諦めて次回のお楽しみにします。

 

早速下元さんに連れられ梼原町雉生産組合の組合長西村さんのとこへ。

 

 

 

 

右が下元さんです。下元さんは Uターン組です。

西村さんから国内でも珍しいキジの飼育生産について色々と説明を聞きました。

子供の頃には野生のキジも食べたことはあるのですが今では生息数もだいぶ
減って来てるようです。
キジの食文化を遺すと言う意味でも面白い取り組みです。

他の地域ではどうだかわかりませんが、地元では結構な割合で床の間にキジの剥製を飾ってる家がありました。多分うちには今もあります。

 

スタンプラリー的な感じで町の飲食店を挙げてのイベントもやっているそうです。

 

 

 

 

室戸だと金目鯛でやってますね。

高津さんは移住組なので気付かなかったのですが、この辺りになると
方言が全く違ってきます。
西のほうの幡多地方は土佐弁ではなく、幡多弁と言われる方言になります。

土佐弁より柔らかくて優しい感じですね。
京から平家の落ち武者がどうたらとかの話も聞いた事はありますが
真偽のほどはどうなんでしょう。
福山雅治のヘタクソな土佐弁に少し似てるのかも知れません。

脱線しましたが

キジの試食をさせてくれるとの事で近くのFarm&Cafe「D’aPan屋」〜だっぱんやさんに。

 

雄と雌で肉色、肉質が違いますね。

 

 

 

 

雌のほうが肉質が柔らかく旨味も強め。雄のほうは肉質固めでしっかりとした
歯ごたえが楽しめます。
まぁだいたい世の中雌のほうが優位に出来てるものです。

 

ささみをさっと表面だけ火を通したやつです。

 

 

 

 

モモ、ムネ、ハツ、レバーのソテー。
シンプルに塩だけで試食させてもらいました。

 

 

 

ここのシェフきちんとした仕事してますね。

ここでも写真がないですが・・ガラから取ったスープも良い出汁が出ていました。

「高知の日」でも紹介したいですね。

もっとお話を聞きたいとこでしたが、次の土佐清水までは3〜4時間かかるので
出発。

下元さん。ご案内ありがとうございました!
慌ただしくてすいません。

 

仁淀川を下流から登ってきましたが、今度は四万十川を上流から下って行きます。

沈下橋が見えてきました。

 

 

 

 

仁淀川には沈下橋が19橋、四万十川には本流に21橋、支流に26橋あります。
これだけ沈下橋が多いってことはそれだけ水位が上がる事があったって
ことですね。

旅行前に仁淀川と四万十川の沈下橋を全て回るのも面白いなと思い調べたら
この数だったので早々に断念しました。。

いつかやってみたいですね。

とりあえずひとつはちゃんと見ておきます。

 

 

 

 

おぉっ!狭い。
落ちることは無いでしょうが欄干が無いのでプレッシャーはかかります。

車からだとこんな感じ。車は到底すれ違えないですが自転車ともすれ違い
たくないですね。

 

 

 

 

のどかで良いですね〜

 

 

 

 

四万十川にも入りたいとこですがここは我慢。
目的地に急ぎます。

 

 

天気が良いと長距離の運転も気持ちいい。

 

 

 

 

こっちだと夏でも基本エアコン無しで窓全開で走ります。

東京じゃあまりやりたくないですからね。
時々臭〜いのにやられることはありますけど。

四万十川の下流に四万十市(かつての中村市)があります。
四万十町とかなんでもかんでも四万十にするのもどうかなと。
ちゃんと意味のある昔の地名のままでいいと思うんですけどね。
あっちもこっちも地名が変わってるので地名だけだともうさっぱり位置がわかりません。

 

約3時間半でまもなく高知最西端土佐清水に到着です。

 

その3に続きます。

 

 

 

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.7

4日目  その1

 

今日も6時半起床と健康的。

まず気になるのは天気。

 

 

 

 

やっと晴れました!
遂に雨男からの呪縛から逃れられそうです。
雲が多いので若干の不安はありますが、この雲では雨は降らないでしょう。

 

 

朝ご飯は捥いで来たばかりのエアルームトマトと赤オクラがあると言うのでこれをサラダに。

 

海洋深層水塩と白コショウ、シェリービネガー、EXオリーブオイル。これに飾ってあった セージとローズマリーを香り付けに。

もうちょっと馴染ませたかったけど充分美味しいサラダになりました。

 

それとカレーがあるというので玄米の野菜カレー。
高津さんはベジタリアンでは無いので肉もちょっと入ってます。

 

朝食後は部屋を片付けて朝のミーティングにも参加させてもらいました。

 

こちらの女性も研修生。
右の方は梼原町に移住して来てここで多品目有機農法を学んでいるそうです。

 

 

朝から熱く語る高津さん。

 

 

日本語がわからないせいか、高津さんの話が長過ぎるせいか
マットとハリーは、、

 

 

 

 

放心状態。

このまま固まって動きませんでした(笑)

 

ミーティングを終えて畑を見学させてもらいました。

 

おしゃべりばかりで仕事がはかどらないマットもがんばってます。

 

 

 

これは菌床を積み込みしてるところ。
堆肥として使うのでしょう。

 

この馬フンのような菌床がよっぽど気に入ったのか、他の写真をまるで
撮ってなかったM君は菌床のアップだけは10枚以上撮ってました。。

 

 

エアルームトマト(空気室じゃないですよ heirloom です。)
家宝だとか先祖代々伝わったとかの意味ですね。固有種と言ったとこでしょうか。
先月の「高知の日」でも紹介しましたね。
それぞれ個性的でトマトらしい味わいです。

 

 

 

赤オクラの花がきれいです。
オクラが天に向かって生えるの知ってました?

 

 

 

ししとうは普通に下に向かって育ちます。

 

 

 

昨夜ごちそうになった小ぶりのジャガイモ。これも原種系のですね。

 

 

ローズマリーの花も咲いています。
むせ返るほどの香りが漂ってますね。

 

 

雑草と一緒にかえるやバッタも共存してます。

 

鶏舎も見せてもらいました。

 


 

配合飼料等は使わず、有機野菜をメインに食べさせたベジタリアン鶏の卵は濃い〜黄身の卵ではなくすっきりとした味わいです。
卵アレルギーの人にも大丈夫なのかもしれませんね。
保証はしませんが、、

 

多分こいつが親分っぽいですね。

知らないおっさん達が来たので吠えてます。

コケ〜ッ!

 

 

 

 

畑の横には四国カルストからの豊富な湧き水が。
これが美味い!がぶ飲みしちゃいました。

 

 

 

こんな良い水で育ててるなら野菜も美味しくなりますわな。

高津さんの作った美味しい野菜は定期的に入荷してますので
一度試してみてくださいね。

 

農作業の手伝いもしたかったところですが次の予定が・・

今回ちょっと詰め込みすぎたな。。

 

事務所に戻って高津さんにお別れの挨拶を。
お世話になりました。

テープは拾ってなかったですがわざわざ見送ってくれました。
姿が見えなくなるまで。

 

 

 

大丈夫高津さん。また遊びに来るから。

 

 

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.6

3日目 その4

次の目的地は四国カルスト。

愛媛県との県境に位置するカルスト台地は日本ではないような
絶景が臨めます。

天狗高原(高知)、久万高原(愛媛)と四国では数少ないスキー場もあります。

高知と愛媛を行ったり来たりしながら要所要所で車がすれ違えない
道幅のくねくね道。楽しい。

道幅が狭いので対向車に気付いたほうが広めの場所で待機して道を
譲ったり、譲ってもらったり。
お互いお礼の合図をしてすれ違う。
已む無しとはいえ、そんな譲り合いの精神が和みます。

山道も飽きて来たなぁと思うころに四国カルスト到着。

が、


 

何も見えません。

 

道中かなり深い霧がかかっていたので予想はしてたものの、ちょっとは
見えるかなと淡い期待を持っていたのですが撃沈です。
時間的に夕暮れの四国カルストを期待してたのですが。。

 

 

晴れてる時はこんな感じです。

5月に帰省した友達の写真を拝借しました。

 

 

残念・・次回リベンジしなくては。

 

待ってても晴れそうな霧ではないので早々に諦めて梼原町に。

梼原町は環境モデル都市として、小水力発電、太陽光発電、風力発電等
CO2削減を目的としたプロジェクトを立ち上げがんばってる地域です。
途中、山の斜面を使った大規模な太陽光発電施設もありました。
町も整備され電柱も無いのでスッキリとしています。
まぁ都市では無いですけどね。

隈研吾設計の建築も4件あり、ここをゆっくり見たかったのですが
時間も押してるのでここから車で20分ほど山の中に入った今日の宿泊地
有機野菜の「農業生産法人(株)ロカヴォ」の高津さんを訪ねます。

 

この辺りから携帯の電波は全く繋がらなくなりました。

D社がかろうじて繋がるようです。
回りはそれなりに民家が多い地区ですが住民の方は不便でしょうね。

さすが繋がりやすさNo.1です。

 

元々は小学校であったであろう場所の体育館がロカヴォの事務所兼作業場になっています。

 

 

 

同じ敷地内に建てられた環境モデル住宅。LCCM住宅が今日の宿です。

宿は高津さんにお任せしてあったのですが、田舎の古民家的なとこに泊まるのかなと想像してただけに拍子抜けしていましました。

 

中も素敵な感じです。

内外装に町産材木をふんだんに使った木の家です。
電気は全て太陽光発電。クーラーは無いですがペレットストーブはあります。
比較的涼しい場所なので特に問題無さそうです。

ここはなんと一泊2000円ほどで泊まれます。1人でも10人でも2000円です。
貸し布団が1人1000円ぐらい。
2〜3泊したくなりますね。

 

無垢の大きな木のテーブルの上ではオーガニックハーブがお出迎え。
ローズマリー、セージ、ローリエですね。
部屋中に良い香りが漂ってます。

 

自炊出来るキッチンも立派なものです。
まわりにご飯屋さんも無さそうですし、もちろんコンビニも無いと思うので
自炊出来るのはいいですね。
ロカヴォの高津さんです。

 

 

梼原町には移住して来ている高津さんとは東京での催事で初めて会ったのですが、写真からもわかるように相当の偏屈親父です(笑)やる気無さそうにしてたので色々と話をしてるうちに偏屈者同士気が合ったのか、催事後に店に来てくれました。

酔っぱらって言いたい放題言って帰ったのですが、そのときに今度帰省したときには泊まりで遊びに来なさいと言われ、この旅のきっかけにもなったのでした。

有機農法の知識や経験が豊富な高津さんのところには国内だけではなく、フランスやデンマーク等の欧州からも多くの研修生が来ているそうです。

有機農法至上主義では無い私も高津さんには信頼を置いています。
(有機にも良いとこと悪いとこがありますからね)

千葉で農家をやっていた頃には石鍋シェフの依頼で日本で初めてハーブの栽培に
取り組んでいたとか。
フランスにも留学したことがあり料理に対する造詣も深いです。

 

ロカヴォの高津さん自ら手料理を振る舞っていただきました。

手伝いましょうか?と言ったのですがお客さんなので休んでなさいと。

 

ローズマリーと一緒にオーブンで焼いたジャガイモと自家製バジルペーストのジェノベーゼとトマトソースのパスタ。

この他にも有機飼料で育てた鶏の玉子で作ったオムレツや玄米のリゾット等4〜5品も作ってもらったのですが、、専属カメラマンのM君。食べるのに夢中で何も撮ってません・・頼むよM君!

 

カナダからのウーファーのマットとハリー。
(低音のスピーカーではないですよ)

 

イケメン風だがお腹ぽちゃぽちゃのマットはちょっとだけ日本語がわかり、
コリアン系カナダ人のハリーは全くしゃべれません。

2人とも日本の文化や映画になかなか詳しく、M君のお姉さんがカナダに移住しているのもあって話が盛り上がり楽しい時間を過ごせました。

今日は僕らが来たのでいつもよりご飯が豪華だと喜んでました。

マットとハリーも帰り、高津さんと酒を酌み交わしながらこの町の状況やら
高津さんの半生やらの話を深夜までして長い長い一日が終わりました。

 

 

 

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.5

3日目 その3

 

須崎を出てひたすら北上。
愛媛県との県境も近い仁淀川町を目指します。

日本一の清流仁淀川。
最後の清流として四万十川は全国的にも有名ですが実は
仁淀川のほうが水質日本一に何年も連続で選ばれています。
仁淀ブルーと呼ばれる水の色で近年少しづつ知名度も上がって来てますね。

途中、山道に入って来ても道幅も広く快適なドライブ。
曇ってるとはいえ仁淀ブルーの片鱗も見えて来ていい感じです。

この趣のある橋を渡ると沢渡地区です。
沢渡は奇麗なとこですよ〜と聞いてましたが確かに素晴らしい。

 

曇ってるのが残念ですが、それはそれで雰囲気があります。

写真右上の民家の更に上に位置する沢渡茶の茶農家岸本憲明君宅にお邪魔しました。

車一台分の車幅のガードレールの無い山道はなかなかのスリル。
山の斜面は下から見るよりかなりの急勾配です。
いかにも「谷」と呼ぶにふさわしいところですね。

せっかくなので山の上から撮ったきれいな写真を拝借。

良い写真ですね〜。
でも目視だとこれに近い感じです。

この辺りは高知県とは言え、冬場には雪に包まれる事もある地域。
秋冬にも来てみたいですね。
写真以上に奇麗に見えるときも多々あるのでしょう。

 

岸本君とは去年偶然室戸で会ったことがあり、今回2度目の対面。

そのときから来てみたかったのです。

 

 

岸本君は積極的に商品開発にも取り組み、異業種とのコラボ商品等興味深いものが
色々あります。

かつては高知県随一のお茶の生産量を誇った沢渡地区も近年過疎化が進み後継者不足から放棄茶園が増えて行く状況だったそうです。

その状況を見かねてなんとかしたい、この風景を、この地区を守りたいと祖父母の跡を継いで高知市内から移り住み、専業農家になったそうです。

詳しくは「沢渡茶」で岸本君のブログを見てください。

感動ものですよ。

 

商品の説明を聞きながらお茶とお菓子をごちそうになりました。

 

 

 

 

「みず出し緑茶」

お茶の香りが強く透き通った味です。

 

 

 

 

「香ル茶」

渋みが少ない紅茶。砂糖なしでも美味しく飲めます。
昔流行った「JAVA TEA」に近い感じ。

 

海外でも今日本の紅茶が注目され始めてるらしく、全国地紅茶サミットなるものも
毎年開催されてるようです。

CMでウーロン茶のことはやってますが、紅茶も同じく簡単に言うと発酵方法の違いで葉は同じなのです。

 

 

 

「沢渡の茶大福」

餡の中にも煎茶葉が入ってます。まぶしてあるのは抹茶では無く煎茶粉。
これいいです。特に煎茶粉が気に入りました。

粉にしたのもが抹茶って訳ではないのです。
抹茶は生育時に日光を制限し(そのほうが葉の甘み強くなる)煎茶はしないので
その分カテキンが多く含まれます。(抹茶のほうが手がかかり粉末にする方法も
違ったりするのですが)

この辺も興味がある方は調べてみてください。
今はすぐなんでも調べられるのでグルグル先生に丸投げです。

 

煎茶粉や香ル紅茶等購入させてもらい、ちょっと茶畑を見学させてもらいました。

 

 

 

キレイな茶葉ですね。

この環境で作られたお茶ならまず間違いないだろうなと納得してしまいました。

岸本君、お母さん。お忙しい中ありがとうございました!
ごちそうさまでした。またゆっくり遊びに来ます。
沢渡にかつての賑わいが戻る日も遠くないのかもしれませんね。

 

次は四国カルストを経由して今日の宿泊地、梼原に向かいます。

 

FM高知の矢野氏とはここでお別れ。

早朝から一日同行していただきありがとうございました!

朝早かったから眠いよね。わかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめん。この写真しかなかった・・

 

後日、この時の出会いが縁で岸本君が矢野氏の担当する放送に出演することが
決まりました。
この日の午前中も地元テレビの取材があり、今や様々なメディアに引っぱりだこの
岸本君なので遅かれ早かれ出演することになったとは思いますが、
あえてこの時の出会いが縁でと強く言っておきます。

さて日が暮れる前に梼原に着かなくては。

 

続く。

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.4

3日目 その2

 

今回の旅で食材以外の工芸品や民芸品も見てみたいなと探してた時に見つけた
土佐龍」さんへ。

ひのきの間伐材を使った商品開発や取り組みが興味深かったのです。

しかし全く面識も無ければアポイントも取ってないのでどうなる事やら。

宇佐から横浪スカイラインを何年ぶりかで走ります。
ここも絶景ポイントです。

横浪スカイラインと言えば

 

高知の名士シリーズ 武市半平太です。

剣豪として知られ、土佐勤王党を作った人ですね。
龍馬伝ではうちにもちょいちょい来られる○○君が演ってましたね。

新しい銅像は初めて見ましたが残念な感じです。

やっぱり前のままのほうが良かったなぁ。
これを見るためだけに来る価値があったのに。
もったいない事をしたもんです。

 

 

 

 

 

やっぱりこれですよね。

 

ほどなく土佐龍に到着。
店舗と工房が併設されてます。
すでにひのきの良い香りが。

 

突然の訪問にもかかわらず社長は来客中とのことで社長夫人が工房を案内してくれました。

ベテランから若手まで多くの職人さんが働いてます。
特に若い職人さんが多いですね〜活気があって良い雰囲気の工房です。
仕事の邪魔にならないようにね。

 

見学が終わった頃にちょうど手が空いたと池社長登場。

 

 

 

土佐龍とは随分立派な屋号をつけたなぁと正直思っていたのですが
池社長の名刺をもらって、、名前が  「龍昇」!

池社長の名前のほうが上を行ってました(笑)

池社長の高知に対する想い、木に対する想いを熱く語っていただき
非常に良い刺激になりました。
いかにも高知のおんちゃんって感じの池社長。いいです。

 

お茶をごちそうに成っただけでなく帰りにはお土産もたくさん
いただき、突然来た訳のわからん奴を厚くもてなしていただいて
ありがとうございました!

 

池社長にはもうひとつ行ってみたかった土佐龍さんとは兄弟分みたいなもんと言う
竹虎」さんと冬の「高知の日」で寒ブリの刺身に添えて紹介した葉にんにくの
ぬた等の(こちらの人には衝撃だったようです。)無農薬葉にんにくの
アースエイド」さんに案内するから帰りにまた寄りなさいと言っていただいた
のですが、結果M君の帰りの飛行機の時間に間に合わなくなりそうだったので
今回は断念しました。
また必ず遊びにきますのでその時に案内してもらいます。
池社長またよろしくお願いします!

 

ちょうど昼時だったので須崎と言えばここ。
B級グルメで有名な鍋焼きラーメンの橋本食堂に。

 

行列に並ぶことがあまり好きでない高知県民もここでは行列を作ってます。
(県外からのお客さんかもしれませんが)
普段なら並んで食べようとは思わないのですが今日はせっかくなので並びます。
鍋焼きラーメン食べたこと無いしね。

 

そう待たないうちに順番が来たので店内へ。

混雑してましたがすぐ出て来ました。

 

 

 

味は濃いめですがさっぱりと美味いです。
どのタイミングで生たまごを潰しに行くか迷うとこです。
味が濃いめなのはデフォルトでご飯と一緒に食べるみたいですね。
回りはほとんどの人がご飯頼んでましたね。

 

腹ごしらえも済んだのでここから一気に仁淀川を最上流まで昇って
沢渡茶の生産者岸本君を訪ねます。

 

その3に続きます。

 

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.3

3日目。その1

今日は朝一で宇佐市にある「宇佐もん工房」を訪ねることになっているので
5時半起床。眠い・・

恐る恐る外を見てみると   雨・・
結構な大雨である。
宇佐もん工房の後は午前中に仁淀川で遊んでから次の目的地に行く
予定にしていたのにこのままだと難しそう。。

週間天気予報でもM君がいる間はずっと雨曇りの予報。
高知に帰省した時は常に天気に恵まれてる自称高知晴れ男のつもりだったけど
雨男に力及ばずで、このままずっとこんな天気かと思うと憂鬱な気分に。
予定も大幅に狂ってきそうな感じです。

 

宇佐もん工房に到着。
着く頃には雨も小降りになり降ったり止んだりに。

一本釣りうるめいわしが人気で最近はメディアでもよく紹介されてます。
「月曜から夜更かし」でもマツコが絶賛してましたね。
「高知の日」でも紹介させてもらってます。

 

 

 

案内していただく市川さん。
爽やかなナイスガイです。

船に乗って漁の見学もしたかったのですがこの後の予定を考えると厳しそうなので今回は見送りました。

通常いわしは網での漁なのですが真いわしよりも弱いうるめいわしを一匹づつ釣り揚げています。

カツオみたいに竿ではなくサビキで釣ります。
こんな感じです。

 

漁法2(圧縮)

 

釣り揚げたいわしを手で触れないようにしてそのまま氷に落とし、船上で氷〆します。こうやって手間をかけるので奇麗な魚体のまま届く訳ですね。
しかし鰯より弱いうるめは弱をふたつぐらい付けたいとこです。

 

漁に出てる船がまだ戻らないのでその間に加工場を見学させてもらいました。
生ものを扱ってるのでガラス越しに撮影。
オイルサーディンを作っているとこです。

 

 

こちらでは鮮魚はもちろんオイルサーディンや漁師漬け丼等加工品も人気で
成城石井やナチュラルローソンでも扱いがあるそうです。

一本釣りうるめいわしの販路を広げ、若い人の雇用を増やし後継者の育成や
地域貢献を理念としてがんばっているそうです。
素晴らしいですね。

 

事務所入り口のところに。

 

 

 

 

 

何を言っているのかわからない食いしん坊ですが修造なので問題なし。

 

ここでFM高知の矢野氏が合流。

今日1日同行取材をしてくれます。

 

 

ちょうど船が戻って来ました。

 

 

 

天気が悪かったので漁があるか心配してましたが、まずまずの釣果だったようです。

若手の漁師さんもかっこいいですねぇ。

 

 

 

港に揚がったばかりのうるめいわしです。

キラキラしてます。

 

これを直送してもらい翌日には店に着きます。日本の流通は素晴らしいですね〜
もうちょっと送料が安くなると助かるんですけどね。

 

港の水場をお借りして、包丁一本サラシに巻いて〜♪(わかる人は歌えるはず)持って来たので早速わけてもらったのを捌きます。

日曜の夕方の番組みたいになってきました。

 

 



 

透き通ってます。

 

 

これは間違いないでしょう。

 

 

 

完成。

持参した海洋深層水天日塩、醤油、バルサミコとEXオリーブオイルで試食です。

 

 

魚好きの人なら知ってることですが、魚は新鮮だったらなんでも美味いって訳ではなく、寝かしたほうが美味しい魚も多々ありますがうるめいわしに関しては船上で
食べる次ぐらいに美味しい食べ方だと思います。

塩が1番美味かったです。矢野氏も絶賛。

お待たせしました。
M君も「やっぱ塩ですね〜」と大満足のようです。

 

 

 

世田谷でもインドでもこんなの食べれないからそりゃこんな顔になるのも
わかります。

 

 

市川さん、漁師の皆さんありがとうございました!
また遊びに来ます。次は船に乗せてもらおうと思います。

 

雨が降ったり止んだりで山のほうに厚い雲がかかっているので
仁淀川で遊ぶのは取りやめてちょっと気になってたところへ。

全く面識も無し、アポも無し突撃取材ですがどうなることやら。

その2に続きます。

 

 

「ぼくのおとなつやすみ。」~高知の人と食を巡る旅~ vol.2

2日目

朝一で波乗りしようと地元のサーフスポット尾崎に行ってみたものの、、

波がない・・

今日は生産者さんを訪ねる予定は入れてないのですが明日からの
高知県西部の訪問に備え高知市内へ移動しつつ、旧友との飲み会なので
潔く諦めました。

今回の旅にどうしても高知を見てみたいと言う常連のM君を迎えに
高知龍馬空港に。なんでも龍馬つければ良いってもんじゃないって典型です。
高知空港のままでいいと思います。

何度か一緒にどこかに行こうと計画したことのあるM君ですがその都度ことごとく
雨になって中止となる雨男のM君には珍しく青空が覗いています。

世田谷で育った(生まれはインド)M君の目に高知がどう写るのか楽しみです。
今日から3日間同行します。

高知の名士シリーズその2。
吉田茂。M君の後ろに銅像がひっそりとありますが写真も割愛。
5回も内閣総理大臣に任命された名士でも高知ではこの扱い。
設置場所についても物議があったようなので気になる人は調べてみてください。

M君は去年岩手の「龍泉洞」に行ったらしく、日本三大鍾乳洞のひとつ「龍河洞」にも行ってみたいとの事でまずは龍河洞に向けて出発。

移動し始めて5分後。

 

 

さすがです。

自分も相当前に行ったっきり行ってないので久しぶりに行ってみたいと思ったのですが、毎年友達のお母ちゃんに会いに行き1年分の話を聞くという恒例行事があるのでM君だけ龍河洞に残し、後ほどはりまや橋で落ち合う事に。

龍河洞からごめん駅までバスで移動。ごめん駅からちんちん電車に乗ってはりまや橋っていうルートも観光客にとっては楽しめそうなので単に車で移動するより良かったのかもしれません。

日本三大残念な観光名所のはりまや橋です。
幼少の頃初めてはりまや橋を見てショックと憤りを感じた事が思い出されます。
M君は1日にふたつの日本三大名所を体験しましたね。

この後はいつも帰省した時に集まってくれる小学校からの旧友との飲み会でした。
これも「おとなつやすみ」の醍醐味ですよね。

まずは観光客が喜ぶであろう「ひろめ市場」へご案内。

実はここには滅多に来ません。
地元の友達は自分でつまみを買いに行くのが面倒臭いといかにも高知人らしい
理由であまり行かないのです。

でも観光に来た人には高知の名物がいっぺんに味わえるのでおすすめです。
今日も大にぎわいでしたので早めに退散して落ち着いて飲めるとこへ。

 

店頭でカツオを藁焼きしているのを見てM君がカツオが食べたいというので明神丸に。

 

カツオの塩タタキ。

シラフだと結構人見知りなM君が僕の友人と馴染めるかちょっと心配でしたが、、

 

 

盛上がってます。

やりきっちゃってます。

心配は無用だったようですね。

高知の慣例の返杯で飲ませ過ぎたようです。

洞察力が鋭い人なら気付いたかもしれませんが到着した時に白のTシャツだった
M君がいつの間にか黒のTシャツに。
意気投合してユニフォーム交換までしてたのでした。

 

ね。

全く生産者さんとは関係ないM君もてなし編でしたが高知に来たらこんなに楽しいよと思ってもらえるある意味夏休みらしい1日でした。明日は早朝からちゃんと生産者さんを訪ねます。